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安見知之 吾大王 神長柄 神佐備世須登 [芳]野川 多藝津河内尓 高殿乎 高知座而 上立 國見乎為[勢][婆] 疊有 青垣山 々神乃 奉御調等 春部者 花挿頭持 秋立者 黄葉頭[刺]理 [一云 黄葉加射之] [逝]副 川之神母 大御食尓 仕奉等 上瀬尓 鵜川乎立 下瀬尓 小網刺渡 山川母 依弖奉流 神乃御代鴨 |
やすみしし 我が大君 神ながら 神さびせすと 吉野川 たぎつ河内に 高殿を 高知りまして 登り立ち 国見をせせば たたなはる 青垣山 山神の 奉る御調と 春へは 花かざし持ち 秋立てば 黄葉かざせり [一云 黄葉かざし] 行き沿ふ 川の神も 大御食に 仕へ奉ると 上つ瀬に 鵜川を立ち 下つ瀬に 小網さし渡す 山川も 依りて仕ふる 神の御代かも |